「整形外科」とは人体の運動器官の病気やケガを取り扱う医学の分野です。
当然診察する者は医師で、内臓を除く首から足までの運動器官がその対象となり、骨・関節・筋肉・靭帯(じんたい)・腱(けん)・背骨(その中を通る脊髄)など、またこれらを動かす神経、栄養する血管などの病気やケガによる損傷を研究し治療する学問です。また手足などの先天的な病気も治療の対象となります。
多くの方々が日常経験されたことがある肩凝り、腰痛、神経痛、関節痛などの痛みを中心とした病気、また骨折や脱臼・捻挫、切り傷・スリ傷・打撲などのケガ全般、を診察し治療するのが整形外科です。
運動機能の障害をできるだけ元に回復させることも整形外科の大きな役割です。
整形外科という診療科目は、「接骨院(接骨医)・整骨院・ほねつぎ」、などとよく混同されますが、これらはすべて柔道整復師という方が行っている施術所のことで、整形外科は当然ながら医師が行う診療科目です。
また整形外科は「形成外科」、「美容外科」などともよく混同されますが、これらは顔・体などの醜形(生まれつきのものやケガ・ヤケドなどによるもの)を治すことを主な目的とする医学の診療科です。
今年、京都整形外科医会は創立30周年を迎え、記念事業の一環としてホームページを立ち上げることになりました。府民の皆様に、「整形外科ってどんな科?」を知っていただき、「近くの整形外科専門医は?」などを調べるときにご利用いただければ幸いです。(2007.12)