会長あいさつ

辻整形外科医院
辻  丈夫

ご挨拶申し上げます。
 この度、井上敦夫前会長の後を引き継ぎ、京都整形外科医会の会長として選任されました。
 日本に整形外科が創設されたのは、1906年に西洋の整形外科学が紹介されたのが始まりです。諸事情により、日本での整形外科認知度は低く、まだまだ整形外科医の役割が理解されているとは言い難い現状です。
 普通整形外科医は、6年間大学で全ての医学に関して学んだ後、国家試験を受け医師になり、法律で定められた2年間の研修医を経て、さらに4年間の研修指定病院で専門医としての研修を受けた後、整形外科専門医になるわけです。整形外科専門医として一人前になるのには、卒業後最低10年は必要とされています。
 整形外科の専門分野は広く、いまご覧になっているホームページの「整形外科とは?」に詳しく書かれていますので、お読みください。
 最近の整形外科の話題として、健康寿命の延伸に向けた取り組みとしての「ロコモチャレンジ」即ち、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態(ロコモティブ シンドローム、和名:運動器症候群)の予防の取り組みです。超高齢化社会になりつつある現在、如何に早く運動器の障害の予防を開始するかが大切です。
 また、今年度より学校保健安全法施行規則の一部が改正され、定期健康診断の必須項目に運動器検診が加わりました。児童・生徒の運動器に今まで以上に関心を持つことになったことは、児童・生徒の外傷、障害の予防、更には将来の運動器の障害予防にも役立つことで、大変重要なことだと思います。
 何れも今後整形外科医が中心となって取り組んでいかなくてはならない重要課題です。
 京都整形外科医会の会員は、皆様の信頼をいただけるよう、日頃より講演会、研究会などで新しい知識を習得しております。整形外科的な病気になられた時には、整形外科専門医を受診してください。必ず皆様の信頼にお答えできることと思っています。

(京都整形外科医会・会長 辻  丈夫)